イソフラボン

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大豆イソフラボンと癌の関係について

大豆には植物性エストロゲンと呼ばれる、女性ホルモンであるエストロゲンとよく似た化学構造と働きを持つ、抗酸化物質の1種であるイソフラボンが豊富に含まれています。
活性酸素の働きを抑える働きhttp://www.stonesdoug.com/07.htmlも持っていますが、注目されているのは女性の美容と健康に対する働きになります。
大豆イソフラボンに関しては、その働きからサプリメントとして、また化粧品などの美容成分として高い注目を集めています。
最近の研究では、癌のリスクを弱めるのではないかとして研究が始まっています。
またその一方で、エストロゲン様の性質を持つイソフラボンが癌のリスクを高めるのではないかという研究もされています。
女性に多く発症する一方で、男性では珍しい乳がん。
この乳がんはそもそも、体内に存在するエストロゲンの分泌量が多い人ほど発症するリスクが高いとされていて、女性ホルモンの1種は発がん性物質とされていたりもします。
驚かれるかもしれないのですが、ホルモンはごく少量で身体に影響を与える作用を持つもので、その多くが多量になると危ないものが多いという事実があります。
近年の研究や調査によって、乳がんや子宮がん、卵巣がんといった女性特有の癌の発生を大豆イソフラボンが抑制するのではないかと注目されています。
また、前立腺がんや大腸、直腸、結腸などの癌の発生を抑制するのではないかという研究や大規模な調査も始まっています。
日本や中国といった、大豆を食べる食文化を持つ国の女性の方が、大豆を食べない欧米の女性に比べて罹患率が低いことから注目され、予防や治療の研究が進められて、今後の研究の成果に期待をされています。


その一方で、成人女性なら検査などで訪れることも多い婦人科で、大豆食品について指摘や指示をされて驚く方もいらっしゃると思います。
わたしも乳がんの検査で、再検査となった時に担当の医師から説明を受けてとても驚きました。
大豆、大豆食品の摂取を控えた方がいいという指導をされるとは思ってもみなかったので、晴天の霹靂というくらい驚きました。
フランスの食品衛生安全庁(AFFSA)で、乳がんの患者さん、その家族に乳がんの病歴のある方は、癌の増大と増殖のリスクを考えて摂取を控えたほうがいいと発表されたことに基づくものでした。
これは、女性ホルモンに関係して発生する癌におけるリスクなのですが。
心臓血管や骨、脳の血流や記憶、更年期障害への効果、内分泌系への影響、そして抗がん作用などに効果があるとされて研究や調査が進められています。
大豆イソフラボンの抗がん作用として注目されているのは、乳がんや前立腺がん、大腸や直腸がんについてで、予防や治療の効果の研究や実証が進められています。
乳がんに関していうと、閉経後であってもそのリスクはずっと続いていきます。
国立がんセンターの調査では、イソフラボンの摂取によってこのリスクを回避することが出来る可能性があるとしています。
欧米での発症率が高く、アジアでの発症率が低い乳がんが民族的な体質の問題ではないことは、欧米に移民した方々の罹患率が示しています。
食生活が乳がんの発生と大きく関っているのではないかと研究され、大豆と大豆に含まれる独自成分であるイソフラボンが、乳がんのリスクを低下させるのではないかという追跡調査が行われ、一定の効果が示されています。
今後の研究成果に注目して、バランスのいい食生活と上手にサプリメントを活用して、美容と健康の維持を目指していきましょう。